日本の寺社巡礼50 教王護国寺東寺(京都府) 仏教建築に見る日本の仏教と原理主義的仏教の違い
さてさて、重いテーマを掲げてしまいました。どんな考察ができるか見当もつきませんが、いずれにせよ、僕が仕事場にしているカンボジアやラオス、あるいはミャンマー、タイなどもいわゆる上座部仏教、言い方を変えれば小乗仏教という括りであり、釈尊の教えを忠実に守る原理主義的仏教とも言えます。
そんな所のお寺さんを見てみましょうか? ラオスの世界遺産、古都ルアンプラバーンは正にお寺の街です。お寺だらけ。そこのお寺を巡ると、大体どこもお堂の中に入ることができ、写真撮影もOKというところが多い。まぁ、現役の祈りの場なんです。そこの本尊は勿論、釈尊、つまりお釈迦様で、熱心な信徒が寄贈したたくさんの仏像さんも全部、お釈迦様です。
正に仏教=お釈迦様という構図に揺るぎないのです。ルアンプラバーンのもう一つの顔は欧米人でさえ唸るグルメの街。小峰先生たちとシャンペーンをあけているこの店はラオスの少数民族料理を食べさせるので人気ですが、まぁ、お洒落なこと!
日本の寺社巡礼50 教王護国寺東寺(京都府) 釈尊が否定した「密教」?
あるサイトにこのような記述があります。「ブッダ(釈尊)はこう述べた。『隠したほうが効果があり、あらわにすると効果がなくなるものが三つある。女性の身体と、バラモンたちの呪文、そして邪見だ。』ブッダは断言する。
月と太陽と如来(ブッダ)の説いた真理と実践(法と律)は、明らかにしてこそ光輝くと。ブッダは文字通りの密教、秘教のたぐいを全否定した。」これを読んだ時「ほう!」と思わず感嘆しました。つまり密教は釈尊の認定を得ていない「仏教を語るエセ物」ですか? 確かに、密教には神秘的で秘儀がたくさんありますね。この辺を考察する必要があるようです。勿来関の「文学歴史館」はなかなか考えられた施設で最初に二階に登って勿来の不思議をアバンギャルドな演出を楽しみながら、一階に戻って江戸時代のこの辺の町並みが再現されています。
これは結構楽しめます。出口には「酔っ払いおじさん?」が訳の分からない事を呟いています。何言ってんだろう? 思わず一緒にパチリ。
日本の寺社巡礼50 教王護国寺東寺(京都府) 東寺には香炉がない?
僕はお寺さんや神社の境内を鳥瞰的に観るのが好きです。特に大きな寺院は楽しいですね。図は東寺です。なるほど、でかい寺院ですね。今でこそ、ほとんどの寺院は少なくとも境内までは入れますが、官寺では特に一般公開をしていない寺院が少なくなかったと聞きます。それはお寺さんが「誰に寄り添っているか」と言うスタンスの違いですね。
写真は浅草寺ですが、ここはそもそも「壁」がないし庶民のためのお寺さんです。香炉に人々が集い「願をかける」風景が良いですね。東寺には?「あれ、ない?」
さて、メヒカリと言う魚、ご存知ですか? いわき市の名産だそうですが、これが刺身にするとすごい! こんなちっちゃな魚、よく刺身に切るよなぁ。正に「とろける様な」と言う表現がぴったり。上質なトロの味です。これが日本酒に合うんだなぁ。
Sum & Moonといういわゆる都市型デザイナーズホテル
今回プノンペンで泊まっているホテルはSum & Moonといういわゆる都市型デザイナーズホテル。
界隈には珍しく9階立で、屋上にはおしゃれなバーもあります。プノンペン市内を一望でき、まあ、高層ビルが増えた事!
弟子のProfessor Uy Sophornと一緒でしたが、彼ももう53歳になったそうです。それにしてもわずか二年のインターバルでウラシマタロウ状態! でも、この繁栄が自力ではなくほとんどが中国からの投資だと考えると隷属化が本当に心配ですな。